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市民

昨日は、カフェキチにて、建築家の守田さんという方とお会いした。
新聞でオンたまの記事を読み興味を持っていただき、連絡をくださったのだ。

建物などを設計するということだけでなく、人が必要とするもの、気づいていないが必要なものをカタチに変える仕事をされてきた方。いろいろな地域のいろいろな現場での経験に基づいたお話はとても勉強になった。


事業者としての人財を育てる、”市民”を育てる、ということ、そして人が必要としているもおのを作るということが根っこにあり、とても勉強になった。
以下、守田さんとのお話で私も共感した点。

■熱海の文化、土壌
熱海には多くの文豪などが訪れ滞在していた。樹齢2000年ともいわれる来宮神社の大楠があったり、ただ単に、海、山、温泉があるだけでなく、この土地に は力がある。明治時代には、サナトリウム(=きゅう汽館)のための散策を目的にしたものとして世界初のものである梅園も、東京の人たちがお金を出してつ くったりもした。
なぜそうやって多くの人が熱海を選んだのか?なぜ熱海なのか?その理由を誰もが語れるようにならないといけない。この土地の持つ気の力、土地の力を、スピリチュアルな表現でなく、語れるようになっていかないといけない。


■住みやすいまち
熱海はまず、住みやすいまちをつくることを目指すべき。
政策として観光をやって成功したまちはない。その土地やそこの人の豊かさに触れて、人はその土地を訪れる。

現状、熱海では、温泉流通の仕組み、住居の構造など、特に生活コストの面で、決して住みやすいとは言えない。シニアをもっと満足させ、もっと移住してもらうべき。


■古いものを活かしてつくる
古民家を再生しようと思っても、地域の中にはなかなかそれができる担い手がいない。一度壊して建て替えるにしても、新しい安い材料を使うのではなく、元々の建物につかっていた材料をそのまま使い、その分、職人さんなど人にお金をかける。


■社会づくり
補助金を使って公共の建物などを作るときは、イベントとして市民のボランティアに参加してもらう。それにより話題になる、よい木材を使えるようになり質があがる。そして何よりも自分たちでつくったものは愛着が湧き、自分たちで手入れをするようになる。行政へのクレームもなくなる。


■観光
世界一をつくるべき。世界で2番目ではダメ。世界一をつくる。

■政治
誰か特定の候補を応援するのではなく、政治家が市民の生活について何をしようとしているのか、あるいは政治・行政に市民が求めていることをオープンにぶつけていくことが必要。選挙に向けては、すべての候補者に市民の声をマニュフェストに反映させ、どの候補者が何をしようとしているのかを明確にさせる。あとは誰(どの政策を掲げている候補)がよいか選挙で市民が選べばよい。
そのためには、市民に情報を発信し、行政・政治と向き合うハブとなるような存在が必要。
とにかく情報をオープンにすることが重要。(情報を持った多くの)市民の声があれば、政治も行政も変わる。



守田さんの建築家としてのいろいろな仕事のお話を聞いていて、
以前に一新塾でお話を聞いた発明家・藤村靖之さん(非電化工房)を思いだしました。
http://www.hidenka.net/

現場に入り、人々の求めるもの、自分の求めるものを、人を巻き込みながら人を育てながらカタチにする。それにより地域を耕す。とても勉強になった。

※サナトリウム
http://ja.wikipedia.org/wiki/サナトリウム

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at 08:25, 市来 広一郎, エッセイ・雑記

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花ギフト館のブログ, 2010/01/25 7:01 PM

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