<< 熱海がいいなと思ってもぶつかる移住や二拠点居住の壁と、それを乗り越えるための入り口 | main | ロマンス座カド、クラウドファンディング目標の215%達成。ありがとうございました。 >>

このクラウドファンディングも本日まで。改めて「脱・観光」とこれからのビジョンについて。

この1ヶ月のクラウドファンディングも今日の24時までとなりました。
改めて、このクラウドファンディングに望んだ思いと目指したものを書きます。よかったら読んでください。
あと残りの時間わずかですが、少しでも多くの方にこのプロジェクトを届けられたらと思うのでシェアも大歓迎です。

【脱・観光地宣言】熱海に“暮らす”ように泊まれる宿「ロマンス座カド」をつくります
https://camp-fire.jp/projects/view/178684



■正直、今回のクラウドファンディングが始まるまでには、ためらいもありました。
クラウドファンディングをやるということ自体にも、また脱・観光というテーマを掲げることにも。

本当に支持が得られるのだろうか、誰にも受け入れられず、反発を受けてしまうのではないか、そんな思いもよぎりました。
最初の頃は無謀にもなんでも言えたものが、積み重ねてきたものがあるからこそ、改めてビジョンを打ち立てることの怖さがあるのだなと。

しかし、地元の人もそうでない人も、この熱海の商店や旅館の方も、観光に関わらない方からも心強い応援の声もいただいたことはとても心強く思えました。また、それだけでなく反発の声もいただきましたが、対話すると「そういうことか」と理解し賛同してもらうことがほとんどで、こうしたコミュニケーションを取り続けることこそが大事なことだと改めて思いました。よく考えたらこれまでの12年間の取り組みではずっとそんなことの繰り返しでした・・・。


■今回の打ち出した「脱・観光」ということ。これは僕自身にとっては12年前、熱海で活動を始めたときから一貫して掲げてきたことです。

デンマークのコペンハーゲンの観光戦略として「観光の終焉」ということが謳われ、その中にはこのようなことも書かれているようです。
・観光客として扱われたい観光客は激減した
・観光客は一時的な市民として接するべき、コミュニティに貢献できるはずであり、それがきっと魅力になる
・市民の生活こそが観光資源

これこそが、僕自身がかつて世界を旅して、実感したことです。また、だからこそ、10年前に始めた、オンたま(熱海温泉玉手箱)の活動のメインテーマは「地元の人が地元を楽しめる街になろう」でした。


■「脱・観光」の観光には非常に可能性を感じてもいます。
それは僕自身がかつて世界を旅して、異文化交流、ということこそが、その価値だと思ったのです。
その土地を訪れた人がいることで、その土地に住む人にとってもプラスになる。外から人が訪れることで、その街の本質的な価値やアイデンティティに気づくことができる。その街にしかないもの、その街だからこその生活文化を磨いていくことこそが、その街を豊かにするし、地元に対する誇りを生み出すことになる。

20世紀の観光は消費するものでした。大量消費のあり方では、これからは地域の価値を食いつぶし続けることになってしまいます。人が訪れれば訪れるほど、その地域の暮らしが豊かになり、その地域の価値が上がるようになること。
それが「脱・観光」の観光であり、僕なりにそれを表現すると「街がサードプレイスになること」だと思っています。


■そこに住む人、繰り返し訪れる人にとって心地よい場所は、初めて訪れた人にとっても心地よい場所になる。
そんな入り口をこれから街にたくさんつくっていきたい。
街に分散して、街の入口となるような宿やセカンドハウスや住居をつくっていく。
その始まりのプロジェクトです。

私たちが目指しているのは熱海から社会が変わること。観光地、熱海だからこそ、次の時代の観光のあり方を先取りしてつくっていきたい。そしてそれが多くの観光地にもそして都会にも、いい変化を生み出せたらと思います。
こんなこれからのビジョンや取り組みに賛同してくださる方、クラウドファンディングという場を通して、このプロジェクトに参画してもらえたら嬉しいです。またシェアいただくだけでも嬉しいです。

https://camp-fire.jp/projects/view/178684

at 07:55, 市来 広一郎, -

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