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熱海市 財政危機宣言

全国ネットのテレビでも流れ、もうご存知の方が多いと思いますが、市長が熱海市財政危機宣言をしました。(熱海市HPの記事はコチラ


熱海のブランドイメージを傷つけ、回復傾向にある観光産業に悪影響を及ぼすとして、観光業者などから批判の声が挙がっているようです。(毎日新聞の記事


■現状
事実として、まだいま現在は黒字ということであり、いますぐに財政破綻するということではないようです。

しかし、前市長と同様の市政運営を続けていたのでは、いずれ財政破綻につながることも必至ということも事実だと思います。

現状では、明日にも自分たちの商売が立ち行かなくなる、との危機感を抱く方々もおり、影響力あるこの財政危機宣言に対する批判が出てくることも理解できることです。

■いま財政危機宣言をすることの意味
しかし、このままこれを明らかにしなければ、ずるずると公共投資が続いていくこととなり、さらに財政状況が悪化し続けることは、ほぼ確実ではないでしょうか。

市長の意図としては、熱海内だけではなく、広く宣言を行うことで無用な公共投資を削減していこうという合意形成を得ることにあったと推測されます。そして、それは、斉藤市長を支持した一般市民の方々の多くの同意を得られるものではないでしょうか。




■メディアの姿勢に対する疑問
ブランドイメージが傷ついてしまうことは問題です。一時的に悪影響が出てしまうことは少しは我慢しなくてはならないかもしれません。
ただ、私はこの件でもっとも問題だと思ったのは、マスメディアの影響力の大きさと報道の姿勢であり、そしてそれにより生じる必要以上の悪影響です。

この財政危機宣言の件に関しても、アホなメディアは面白半分にいたずらに不安を煽るような仕方でしか報道ができません。(あえてアホと書きます。)

テレビでのニュース報道を見ましたが、ここ最近私自身が毎週のように週末熱海を訪れて感じた実感とはほど遠い熱海の状況が報道がなされていました。報道に映っていたのは、ほとんど人のいない商店街、潰れた店舗などなど。しかし、ここのところ、週末の熱海の駅前は人がごった返しているのが事実です。熱海を訪れた知人はみな、その意外な活気に驚いています。(もちろん、ホテルや商店街によっては今でも苦しい経営を続けているところもありますが。)

映像のつくり方、言葉の伝え方でこうも印象が変わってしまうことに驚くとともに、あまりにも実感とはことなるイメージだけを伝えるメディアの姿勢には、いつもながら憤りを感じました。

■我々がすべきこと
観光産業にとってブランドイメージが傷つくことの影響は非常に大きいと思います。しかし、観光関連の産業に関わる方々も、批判の矛先は市長に向けるのではなく、メディアの方に向けるべきではないでしょうか。少なくとも市長を批判している場合ではありません。これは熱海だけではなくどこの自治体もそうですが、何も手を打たなければ、熱海が将来的に具体的な危機に直面するのは明らかなのです。


目先や内側ではなく、子供たちの未来や外の世界を見て、いまこそ一丸となってこの将来来たるべき危機を乗り越えていくときなのではないでしょうか。




【参考】

■ブログ
*生産性の真実!
195『熱海市は 夕張市とは違う!』
熱海市の財政危機は、熱海だけの問題ではなく、この国全体の問題であるという視点です。しかし、その中で各地域がどのようにこれを乗り切っていくかということも重要だというようなことが述べられています。

*爺の「縁側日記」
熱海の復活を願って!
熱海市財政危機宣言!
市民視点での財政危機宣言に対する感想で、共感しました。




at 15:29, 市来 広一郎, ニュース・お知らせ

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