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閉塞感打破へ!

1月25日(日)、熱海新聞、伊豆新聞、伊豆日日新聞のコラム「伊豆路」に寄せた記事を掲載します。

新聞紙上では、一部脱字がありました。大変失礼いたしました。「NPO法人EIC」→「NPO法人ETIC.」です。

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6年ほど前、約1ヶ月インドを旅した。インドから帰国して目にした電車内の風景は未だに忘れることができない。そこにあったのは、「死んだような目」をした気力のない人々の姿、生命力溢れるインド社会とは正反対の風景。あまりにも大きなショックで「こんな社会で20数年生きてきたのか」という思いと「自分もまたこの社会の空気に染まっていくのか」という思いで、やりきれない気持ちになった。

私が、日本社会に漂うあまりにも大きな閉塞感を感じた、初めての瞬間だった。


私たち30歳前後の若者も、将来に対する言いようのない不安と閉塞感を抱えている。ここ1〜2年、ニート・フリーター・派遣の問題や正社員の長時間労働などの雇用問題や貧困問題などが広く認知されるようになってきた。当初は若者の怠惰批判などもあったが、現在では多くの人々が社会的な構造の問題であることに気づき始めた。
そんな中、同世代の若者がこの閉塞感漂う状況を変えようと立ち上がり始めている。「社会起業家」と呼ばれる人々だ。


私たちの世代は、小中学生の頃バブル崩壊を経験し、思春期から20代前半にかけて、阪神大震災、地下鉄サリン事件、少年の凶悪犯罪、97年の山一證券などの破たん、そして9.11テロなどを肌で感じてきた。社会に出る頃には就職氷河期だった。社会が壊れていく姿を目の当たりにしながら、自分たちは社会とどう関わっていくべきかを深く考えてきた世代でもある。


「社会起業家」は、利益追求ではなく社会や地域の問題解決を目的として事業に取り組む。起業家型リーダー育成を行う「NPO法人ETIC.」、一次産業のプロデュースを行う「株式会社みやじ豚」、島根で旅館を拠点とした地域再生に取り組む「旅館 吉田屋」など。


私たちNPO atamistaも、地域の方々と連携しながら「里庭」「オンたま」などのプロジェクトを行い、地域に人を育て、事業を育てることに取り組んでいる。
「100年後も豊かな暮らしができる地域づくり」を目指して。

at 00:40, 市来 広一郎, 熱海や社会の現状と課題

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